サイトの運営で注意したいのはアクセス数。このアクセス数の大半を握っているのはGoogle検索ですよね。
SNSなどのソーシャルメディア系の流入は、ページの話題性だったり時代の流行りに影響されやすいので上がり下がりは激しくて、あんまり安定しません。
そんなサイトの生命線とも言えるGoogle検索からの流入、アクセス数が激減した日には胃が痛くなるレベルの話ではありません。その勢いでGoogle本社に訪問できるくらい狼狽えます。
※後日談が既にあります!そちらも是非!
目次
アクセス数が激減したら、まず何をしますか?己の天命を嘆き天を仰いでもアクセス数は戻ってきません。
まず疑うは自分です。何かいらんことをしていないか、Googleを怒らせるようなことをしていなかを疑います。Googleは先生と揶揄されるように、些細な事でも腹を立て怒りを露わにしてアクセス数という大切なものを没収していくのです。
そして、そのアクセス数という大切な物は懺悔するだけではなく、行動そのものを正さなければ返してくれません。絶対に未来永劫。
昔からある代表的な問題。まずは、初歩的ですが、下記の問題について振り返ってみましょう。
この類の問題はGoogle開設当初からNGだったので、まず犯さないミスだと思います。ひと目でアクセスを不正に稼ぐための方法で、Googleを欺く行為だと分かるので賢いサイト制作者なら、絶対に避けることでしょう。
2012年くらいの頃なら、上記の問題を注意すれば、まず問題は起こりませんでした。
たまにGoogle検索システムのアップデートでランキング変動が起きていますが、大概は「このサイト、コンテンツが糞すぎる!」という至極まっとうな変動だったわけです。
要はコンテンツの品質がしっかりしていて、上記の過ちを犯さなければ安心だったのです。
でも、時代は変わったようです…。最近の検索ペナルティは結構、驚きます。
その新しいGoogle検索ペナルティの脅威が下記です。
一見、普通に悪いことに思えることから、「はぁ?」となることまでありますね。
1つ目は、昔からダメだったけど検知が難しくて、最近まで見過ごされてただけ。最近Googleが賢くなったので断罪され始めました。
2つ目は、リンクプログラム参加に似てるので割愛。
問題は3~7つ目。
低品質なページとは、人間が読んでも「なんだ!この内容がない残念なページは!」となるページのことです。
しかし、ここにも落とし穴があります。
カテゴリーページや月別のアーカイブページです。一見、当たり前に見えるページですが、Googleから見ればリンクだけ張られた内容の無いリンクページでしかないのです。
あまり整理されていないブログで見かけますが、大量のカテゴリー(タグ)を用意して、全ての記事にカテゴリーを紐付けてしまっている、または、紐付いているカテゴリーが多い。
カテゴリーは多くても3つ程度に絞れるはずです。そもそも、カテゴリーページをインデックスさせない(noindex設定)ようにするのも手段の一つです。
不正なリダイレクトは、ワードプレスなどでプラグインをガンガン入れてみたり、適当にセットアップしてると意図せず、リダイレクトされていたりします。これが「スパムやー!超うざぁい!」とGoogleが反応してしまうんです。
Googleの手を煩わすような陳腐な糞サイトは、どうせロクなページがあるわけない!こんなサイトなんてイラネ!とペナルティを科せられるわけです。
アフィリエイトリンクも「なんだ!?物売りサイトへのリンクやんけ!有益な情報ないやんけ!」と思われてペナルティ要因になるのだとか。数の問題とも考えられますが、いくつまでOKだと考えるより、ページのコンテンツ量と比べて宣伝が多くなりすぎないようにということですね。
昔のフリーペーパーのように8割広告!みたいなことだとGoogleには嫌われます。ユーザーにも嫌われます。
それと、アフィリエイトリンクには、nofollowをつけましょう。
これが1番衝撃的でした。バズったら検索ペナルティになる可能性があるのです。
流れは単純、バズったことで、他のSNSやまとめサイトに掲載、それが先にインデックスされ、バズった自分の記事がミラーコンテンツ扱いされる。
完全なシステムの欠陥と言えますね。でも、起きちゃうんです。
記事を書いたらすぐ、Google Search Consoleの「Fetch as Google」です!
これが落とし穴。自分では下ネタのつもりでなくても、性的な表現が入っていたり(特定部位名もNGだったりします)、水着のおねぇさんが画像で掲載されていたりすると、Googleは「もう!いやらしい!こんなサイトだめ!」とPTAのオバちゃんみたいな反応をしてくるのです。
あなたの感覚なんてどうでもいいのです、Googleは奥ゆかしく健全な人だけに手を差し伸べるのです。
そもそも、ペナルティは手動ペナルティか自動ペナルティの2種類しかありません。読んで字の如く、Google社員が目視でペナルティをかけた場合と、Googleのシステムが自己判断してペナルティをかける場合です。
手動ペナルティの場合、Google Search Consoleに警告が届いていることあります。この場合は、その違反項目を修正してあげれば「ペナルティ解除!」と分かりやすい流れで解決します。
むしろ手動ペナルティの場合はアナウンスがあるので、原因も明瞭で解除されたかも知らされます。ある意味、手動で良かったと喜ぶべきとも言えます。
問題は、自動ペナルティです。
自動ペナルティは、読んで字の如く自動です。Googleのシステムが「お前のサイトなんか嫌だ。とりあえずブロック!」と自動でペナルティを科します。コンピューターのすることです、人間が見れば問題のないことも問題視しているかもしれません。
その自動ペナルティは、30日周期?60日周期?で解除されることもあるらしいですが、一生解除されない場合もあるようです。
だから、自動ペナルティの場合は、思い当たる全ての違反を修正して回るしか手段が無いのです。違反をしている認識が無くても、何かあるからペナルティを科せられているので行動するしかないのです。
ただし、全て修正したからといってスグに解除されるとも限らない、何日かかるかも分からない、見てもらえているかも分からない。もう、疑心暗鬼で気が狂う夜を何度も過ごすことになります。
原因は複数あるかもしれません。もしかすると、拭えない最悪のペナルティかもしれません。でも、やることがあります。
問題の臭がするページを手当たり次第、ノーインデックスしちゃうんです。
ノーインデックスは、Googleインデックスから除外してもらうわけだから、ペナルティの要因にならなくなります。もしろん、サイト全体がペナルティ判定受けているなら意味ないです(笑)
意外に特定のページがペナルティを受けて、それが波及している可能性もあるので、ペナルティの原因になりそうなページをノーインデックスして、様子を見ると良いでしょう!
これで解決したらラッキーです。私の場合は解決しませんでした。
こればかりは、どうしようもないです。しらみつぶしに原因を排除して経過観測。これで絶対解除されるわけではないので、根気勝負。
そんなに大きなサイト規模では無ければ、ドメインを変えたりすることで解決はしますが、明確な原因が分からなければ同じことを繰り返すやもしれません。
もう、ほんと、どうしようもない。どうしようもない。